【ネットショップ立ち上げ奮闘記】実際にネットショップ制作をしてみた。

コラム 2020/05/12

こんにちは。
今回は、SNSやサイトのマーケティングを行っている私が担当させていただきます。

現在、入社3年目で1年目の時からweb運営に関わっています。
会社のSNSアカウントのフォローワーが徐々に増えてきて嬉しいのですが
やはり急激にフォロワー数を伸ばすのは難しいと近頃感じております。

そんな中で、今回、ECサイトを立ち上げるという任務がおりてきました。

ネットショップの制作って難しいの?
誰でもできるものなの?
と、前回のコラム記事を読んでくださった方の中で思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?

(まだ読んでいない方は→こちら

私も最初は半信半疑で始めましたが、実際に作ってみると
思ったよりも簡単でした。

今回は、実際にサイトの立ち上げを行った様子をお伝えしていきたいと思います。
今後、サイトを制作する方の参考になれば幸いです。

 

株式会社エトワール海渡は創業122年の歴史をもつ総合卸商社です。
2,500メーカーの70万アイテムをお取扱い!
店舗をお持ちの方と、ネットショップを運営されている方、合計約2万店の会員様がいらっしゃいます。
卸・仕入れサイト ETONET(エトネット)では、24時間いつでもお仕入れいただけます。

 

そもそもサイトって何を使って作るの?

まずは、ネットショップを出店する場所を決めましょう。出店場所は、楽天市場やYahoo!ショッピング、Amazonマーケットプレイスといったオンラインモールと、自社サイトの二種類あります。

今回は、自社サイトを作る場合の説明をしていきます。自社サイトを制作するといっても方法は色々あります。
例えば、

  • フルスクラッチ
  • オープンソース
  • CMSパッケージ
  • ショッピングカートASP

などが挙げられます。

その中で今回説明をするのは、
[ショッピングカートASP]です。

ショッピングカートASPとは、パッケージでサイトが用意されていてそれを買ったり借りたりするような
イメージのもので名称はショッピングカートと表現されていますがサイト全体をテンプレートして手に入れ
それを自分用にカスタマイズしてサイトを作ります。

ASPは「費用を抑えながら独自のECサイトが欲しい」という方にお勧めです。
費用は数千円~30万ほどで、期間は1か月~3か月で制作が可能です。

そのような機能を提供している主なものは
フューチャーショップ、MakeShop、カラーミー、Shopify、BASEなどが挙げられます。

今回作ったサイトは

今回、実際に制作したサイトがこちら
弊社の運営する小売店「鎌倉ねこサロン」のオンラインショップを立ち上げました。

ちなみに、鎌倉ねこサロンは
ネットショップを開くのにとても向いているお店です!

なぜならば、
•POPUPショップをたまに開催する
POPUPショップを定期的に開催しているのでその時にお店に来ていただいたお客様が遠方の方だったり、
通常のお店になかなか来られなかったりする場合にネットショップをご紹介することでフォローが出来ます。

•インスタグラムでの宣伝が可能
インスタグラムのフォロワーさんが4000人以上いて、かつお客様からのコメントが多いなど活発なので、
ネットショップとの親和性が高いと感じました。

実際の制作工程

①どのくらい時間がかかった?

サイト制作は、2020年3月10日にキックオフをしてスタートし、4月21日にサイトをリリースさせたので
1か月半もかからずに制作することができました。実際に作業などをした主要メンバーは、約4名です。

以下のような作業に少し時間が掛かりました。
・サイトデザインの選定(10日)
たくさんのデザインテンプレートがあり写真の表示の仕方や機能が異なるので比較と選定に時間がかかりました。
・写真撮影(2~3日)
基本的に商品の買いやすさを重視してシンプルで綺麗な写真を撮影しましたが、アパレルやバッグなどサイズ感、使用感を出したいものの撮影は実際に誰かが持って撮影しました。
・管理画面上に商品登録(10日)
写真の入れ込み、商品詳細やコメントを入力するのに時間がかかりました。

その他には以下のような作業や決めなければいけないことがあります。

  • SNSとの連携
  • 法務関連ページの作成
  • 明細書や注文フォームの設定
  • 送料の設定
  • ラッピングを行うか
  • メルマガなどを配信するか
  • お客様の支払い方法

そしてもちろん、サイトの制作だけでなくサイトリリース後には実際の発送なども行う必要があるので
以下のようなこともしておかなければいけません。

  • ECサイトオープンの告知方法
  • 在庫の管理方法
  • 資材の手配
  • スタッフへのレクチャー
  • 宅配業者との連携・確認
  • 売上金の振り込み先などの決定

②写真撮影について

どのツールでサイトを制作するかにもよりますが、サイトを制作するにあたって結構重要になってくるのが商品の写真です。
みなさんも、ネットで買い物をする際にはじっくり写真を見て購入を検討されると思います。
例えば、洋服だったら人が試着している写真の方がイメージがしやすい。などと販売するものによっても写真の撮り方が変わってくるかと思います。

今回、鎌倉ねこサロンのオンラインショップでは取り扱っているものが主に雑貨であるということと
普段インスタグラムで動画による商品紹介をしたり詳しく載せていますので、インスタグラムから商品を購入することを目当てにお客様がサイトへ訪問してくださるということも考えて、シンプルな白を背景とした写真を使用することに決めました。
サイトのデザイン自体もシンプルなものですし、すっきりとした素敵なサイトに仕上げることができました。
写真の質だけは落とさないように気をつけました。また、上にも書きましたが、バッグやTシャツは実際に着たり、人が持って撮りました。

気になる写真の撮り方ですが、こんな感じの簡易撮影所を用意して撮影をしました。

光が逃げないのですごい明るさ‼︎

写真では大きく見えますが、約80センチ×80センチで、1万円もかからずに購入が可能です。
背景はキットとして一応、白/オレンジ/黒の3色付いてきましたが、今のところ白しか使ったことがありません。

撮影風景はこんな感じです。

そしてこんな写真が撮れます。

一眼を使用して撮るとよりきれいに撮ることができますが、スマートフォンなどでもそれなりに綺麗に撮影することが可能です。

③感想

今回、実際にサイトを作ってみての感想を一言でいうと、
テンプレート型のものでサイトを作ろうとするとどうしてももともとの仕様に従わないといけない箇所がでてくるということです。

今回、初めての制作というのもあり手際があまりよくなかったというのもありますが、
こういう風にしたい(デザインや表示のさせ方)というのを決めた後に、できないことが分かるみたいなことが多々あり、
これができる、というのを確認してから詳細を詰めるというのが大事だと感じました。

逆によかった点は、
リリース後でもいくらでも改善が可能
という点です。とりあえずこれでリリースをして、のちに改善をするということが可能なので
スピード重視の方はとにかく早くリリースでき、お客様からの意見をすぐに反映することもできます。

また一番大事なのは、絶対はずせない条件を決めておくことです。
今回は「インスタとの連携は必須!」というのを念頭にサイト作りをしました。

また自分なりにこういう進め方が1番スムーズなのでは?と考えたのは、
デザインは初めに決めてしまわないということです。
掲載する商品やサイトのメインとなるビジュアル写真やロゴは初めに用意しつつ
それと並行してデザインの決定をしていくのがいいと思いました。
デザインに関しては初めには決めず、試しで良いのでとりあえずテンプレートの中身をいろんなテンプレートに当てはめてみて
ひたすら全ページをくまなく見ていく中で「ここをこうさせたいのにできない」
というのがテンプレートによっては出てくるのでそれを探しつつ、別の方法でできないかを考える。
そしてどうしても出来ないかつ、譲れない場合には違うデザインを選ぶ。という風にデザインを決定していくのがいいと思いました。

サイトリリース後、そして今後

4/21にオープンして思ったよりもたくさんの注文をいただいています。
特に初日にはたくさんの注文が入り、2日目からは少し落ち着きましたが
翌週からInstagramでので商品の紹介をするとやはり反応があります。
現在は日祝を除き、出来るだけ注文をいただいた次の日には発送をするようにしています。

今後はInstagramでの商品の紹介により力を入れていきたいと思っています。
また、サイトの更新性をもっと高めるためにも、商品の掲載を進めもっと商品数を増やしていくというのと、
季節ごとの打ち出しを積極的に行なっていきたいです。

皆様も是非、サイトを覗いてみてください!→こちら